手術時間は5分程度です。
当日入浴可能です。
また保険がききます。
軽症の場合は、排便を楽にする漢方薬や坐薬を使用します。
余談ですが、シャワートイレを利用して排便の都度肛門を洗浄することは、痔の患者さんに限らずお尻のためには有効です。
痛みや出血がひどい或いは膿が出る等々症状が重い場合は、手術をお勧めしています。
昔は患部の箇所すべてを切り取っていたのですが、それでは治っても切ったところが縮んだり(狭窄)、古いゴムのように硬くなったり(瘢痕化)して、排便が困難になるので、現在では患部は半分ぐらい残してもよいという考えで、肛門周囲を三か所くらいくさび型に切り取ります。そうすると治癒後でも狭窄は起こりませんし、瘢痕もできません。手術は症状により下記のどちらかの方法で行います。どちらも入院せずにできますので、患者さまの肉体的、経済的負担も軽く、皆さまに喜ばれております。
凍結療法とは、患部を笑気ガス或いは炭酸ガスを用いてマイナス80度で凍らせ人工的に凍傷を起こさせる術法で、凍結することにより患部の細胞や組織は壊死し、自然に脱落します。
電気メスを使用する焼灼法とは、周波数の高い交流電流の熱で患部組織を破壊する方法です。