院長の挨拶



当医院を開院し十五年以上が過ぎますが、私の「自分のやりたいことを患者にためすのではなく、患者にとって望ましい医療は何かを考え、それを提供する」という意識は変わりません。

泌尿器科は、尿の生産から排出までにかかわる泌尿器の病気を取り扱うのですが、奇形、炎症、腫瘍、結石、外傷など、実に様々な病気を持った患者さんが訪れます。ところが泌尿器科の病気の場合、自分でおかしい、異常があるのではないかと気づいても、よほどの事態になってからでないと診察にみえない患者さんが多いのです。たとえ医者に対してであれ、陰部を他人にみせることへのためらいがあるからでしょうか。その結果、治る病気も治りにくくしてしまう事が少なくありません。とくに性病とよばれるたぐいの病気は、他人に知られたくないという意識も手伝って、生半可な知識による素人療法を行ってる人が多いようです。  

こうした患者さんが第一に望んでいることは、医師との信頼関係です。日々の煩雑さの中でともすれば忘れがちになる”思いやり”を心にとどめて、患者さんと接していきたいと思います。




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